ごきげんよう、東洋英和中高部コーヒープロジェクトです。私達は有志の生徒で集まり、サステイナブルにフェアトレードのコーヒーを販売することでSDGs4『質の高い教育をみんなに』の実現を目指しています。
このプロジェクトは、東洋英和女学院大学と連携しており、その共通するスローガンは『一杯のコーヒーから始めるSDGs』です。

 2020年7月、総合探究の時間に、コーヒーの流通等の問題をテーマに研究したメンバーが集まり、大学とのキックオフイベントに参加しました。そこで、東洋英和女学院大学の先生や(株)ミカフェ―トさんから、コーヒーのサプライチェーンにまつわる問題点やコーヒー豆の品種など、コーヒーについて多くのことを教えて頂きました。
 その後、私達の中で、実際にこの活動をしたいという実践したいという気持ちが強くなりました。大学の活動は女性支援が目標でしたが、私達は、十分な教育を受けられずにいる同年代の子どもたちを支援したいと考え、学院標語「敬神奉仕」の精神の下、問題解決のために活動することを決めました。

 2020年10月、私達は中高部オリジナルのドリップバッグコーヒーの製作を本格的に開始しました。
2021年1月、(株)ミカフェートさんの協力の下、商品となるコーヒー豆の銘柄を決めるために、試飲会を行いました。

メンバー全員の投票の結果、パナマの先住民ノベ族の人権を尊重し、子供たちが通う学校の教育環境向上のため支援を行っている”コトワ農園”の”アルト ルナ(高い月)”という豆を使うことに決定しました。

 ブランドの顔となるパッケージデザインは、全校生徒の中からデザイナーを選んで制作しました。4回に及ぶ修正を経て、遂に2月、私達のサステイナブルな教育支援を実現したいという思いが込められた、コーヒーによってつながる英和生と農園の少女の可愛らしいイラストのデザインになりました。

商品化を進める上で最も大変だったのは、キーメッセージカードの作成でした。どのような表現をしたら私達の思いやこだわりが伝わるのか、1ヶ月の試行錯誤の末、納得のいくメッセージが出来ました。
そして遂に、中高部オリジナルのドリップバッグコーヒー「Eiwa Café」が2022年6月28日に完成し、7月に販売を開始しました。

 東洋英和中高部コーヒプロジェクトが「Under the blue bakery」さんとコラボさせていただくきっかけは店主の方が卒業生だったことです。 私達の学校の多くの卒業生の方々は、いつも在校生のことを助けてくださるため、初めからとても快く協力してくださいました。その後、私達のプレゼンテーションや話し合いを経て、店頭販売させていただくこととなりました。このおかげで、今まで校内のみでの販売だった私達の活動が校外にも広がるきっかけとなりました。

 これまで、オープンスクールや校内での申込用紙による予約販売、東洋英和女学院中高部の文化祭である楓祭などで販売を続けてきましたが、校内外から沢山の方々に愛され、年間で約2900パックを売り上げることができました。

この度、ネットショップ”Eiwa Leaf”を立ち上げることができ、更に多くの方に「Eiwa Café」を知っていただけることを、とても嬉しく思います。

引き続き、私達の活動のご支援、ご協力よろしくお願い致します。